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日本Rubyの会 公式Wiki - KansaiOpensource2004 Diff

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!関西オープンソース 2004 レポート

2004/10/23 於 大阪産業創造館

!講演

お題:日本Rubyの会 発足紹介 Hiki紹介他

時間:13:30--15:30

講演参加者: 最大時約 75 名

司会:中村う(↓)

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!!日本 Ruby の会紹介(高橋)

最初にまつもとさんの Skype 経由での
[[参加|http://www.rubyist.net/~matz/20041023.html#p01]]
が明らかになりました.
また出席できなかったことへの謝罪と,Ruby を愛して
下さる方々のおかげで「Ruby のまつもと」として
認知されるようになったとの感謝の言葉をまつもとさんから頂けました.
ruby の次期安定バージョンである 1.8.2 を「次のようにすると core を吐きます」報告に
負けずクリスマスには出したいとのお言葉も頂きました.
「バグレポートが毎日続くようだと無理かも」という言葉も聞こえた気が
するけどそれはきっと気の所為です.

発表はまず高橋さんの持ちネタ「配布資料を流用して後ろの席で読め
ないようなプレゼンテーション資料を持ち出すようでは端から負けている」と
いう内容のお話から始まりました.

つづいて「個人的にはユーザ会的なものには否定的だった」という衝撃的な告白.
ユーザ会がソフトの発展に必ずしも寄与しないと考えていたそうです.

ここから「日本 Ruby の会」発足の経緯にうつっていきました.
「そもそも関西 Ruby ユーザ会で玉造温泉で集まろうというネタで盛り上がったことが始まり.
ついついそれを2003年秋に本当に実行してしまった.玉造温泉で命名した
『日本 Ruby の会』という名前がまつもとさんにうけたので少しまじめに
考え出した」と高橋さんは語りました. レシピブックが忙しくて一時中断した後の
2004/08/08 の発足に至るまでの経緯が語られました.
発足後の活動としては,09/04 の
[[Opensouce Conference|http://osc.ospn.jp/]] での BOF 「Ruby について考
える」,09/10 の
[[Rubyist Magazine 発刊|http://jp.rubyist.net/magazine/?0001]]が挙げられました.

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'''るびま発刊秘話'''

高橋さんは Rubyist Magazine について「紙の雑誌では掲載できないような,制約のない必ずしも万人向けでない濃い内容」という編集方針を述べました.

また Ruby の会の目的としては,「利用者の支援」と「ruby本体とその
ライブラリの開発者の支援」を挙げ,「つまりはRuby をよくしたいという
ことです」と高橋さんは述べました.「人が多く集まっただけでは駄目.自分
の体験を言えば,ruby-list や ruby-dev での議論とともにプログラマとして
育った.何が良いプログラミングかをこの議論を通じて学んだ.しかし、
Ruby の仕様が固まってくるとともに自分と同じように現在の ruby-dev や
ruby-list で他人が成長することは難しい.」と語りました.

そして「非営利組織の目的は人を育てるのが重要な機能」というドラッカーの言葉を
引用し,「Ruby の会に関わった人が育っていくような会にしたい.」という抱負を語りました.

また高橋さんは「Ruby らしさ」にもふれて「多くのライブラリが標準添付されるにつれ統一性が
損なわれてしまっている懸念がある.しかしその部分の仕事はまつもとさんや中田さんの
仕事ではない.」と語り,Ruby の仕様や使い方についてもっと気楽に語れる雰囲気を作りた
いこと,色々な面での Ruby っぽさの追及をもっと大勢でやっていきたいなどと述べました.

今後の活動目標としては,適当なイベントへの参加,日本 Ruby Conference
の開催,コミュニティの外の人向けのセミナーやシンポジウムなどの開催,
Web 雑誌ならではの記事を掲載する場としての Rubyist Magazine 継続を挙げられました.


!!Ruby Conference 2004 参加レポート(笹田)

笹田さんによる 2004/10/01-10/03 に Washington D.C. で行なわれた
[[Ruby Conference|http://www.rubycentral.org/conference/]] の参加レポートです.
まず出席者に配られた T シャツと帽子を見せびらかすところから発表は始まりました.
そして Rubyist Magazine 第2号に
[[レポート|http://jp.rubyist.net/magazine/?0002-RubyConf2004Report]]
が掲載されていますので「詳しいことは るびま を読んで下さい」ということで発表は終了します.……とい
うお決まりのパターン.会場からは乾いた笑い声が聞こえました.

{{attach_view(sasada.jpg)}}
'''高橋さんと笹田さん'''

各発表の概要と,笹田さんの旅行記が披露されました.

アメリカ国内での乗り換え時間が一時間しかなく,乗り換え失敗が危ぶまれた
ところが乗り換え先の飛行機が二時間遅れていたため助かったという初日の話
の後,より詳しい要約は Rubyist Magazine でということで Ruby Conference
中の画像が公開されました.それから主催者の一人,David
A. Black のメッセージが流されました.

ここで笹田さんと一緒に Ruby Conference に参加していた高橋さん,荻野さんから一言
ずつ感想を頂きました.

高橋さんは「Ruby on Rails という Web アプリケーションフレームワークが印象に残った.とくに発表でのプレゼンテーションの方法に感銘を受けた」との感想を述べました.

また荻野さんからは「 Ruby の話をしたいという参加者の熱意を感じた.会場に濃い
オーラがただよっていた.全然 Ruby と関係のない DRM の話でも
議論が盛り上がる状況に感銘を受けた.彼らは日本語の情報に飢えていて,日本語の情報には彼らが知らない何かおもしろいことがあるんじゃないか思っているらしく,日本人は厚遇される」とのコメントが出されました.

笹田さん自身は YARV(Yet Another Ruby VM)の発表のための出席であった
ため,この発表についても紹介されました.中身はともかく用意していったね
たでうけは取れた,技術的な詳細に入り過ぎて興味を魅けなかった部分もある
ようだ,英語の ML もあるけど誰もしゃべらないと言ってきたら早速参加者が
出てバグレポートをくれたといったお話がありました.

残りは観光記録の紹介で,アニメワールドがどうとか,自然博物館で撮影した
Ruby や Python,National Air and Space Museum 見学でうれしそうな高橋さ
ん,National Gallery,リンカーン記念館,ホワイトハウス,リスなどの画像
が公開されました.


!!最近の Hiki ってどう?([[かずひこ|http://kazuhiko.tdiary.net/20041023.html#p01]])

Ruby で書かれた Wiki エンジンである Hiki の紹介が かずひこさんにより行なわれました.Hiki の特徴として
シンプルな文法,tDiary 互換テーマ,プラグインによる拡張性,ページのカテゴ
リ付け,Amrita の利用などが挙げられました.現在 200 を越えるサイ
トが Hiki が運用されているとのことです.NaCl 内部でも使われているそうです.

最近の話題としては,今年2004年6月と7月に発見されたセキュリティホールとその対応,
プロジェクト管理者の竹内さんの多忙,かずひこさんのプロジェクト管理者就任が
挙げられました.最近の成果としてはプラグインの修正、mod_ruby 対応、TrackBack 対応など
が挙げられました。

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'''かずひこさん'''

「『硬派なコード』と『軟派なコンセプト』が目標」

Hiki の今後の目標としては軟派な Wiki を目指すとのことでした.これは使うのが簡単,
便利な機能は取り入れるといった方向性を考えてのことです.その方向でプラグ
イン設定の WWW 化,Wikifarm でのノード独立なプラグイン設定,高速化など
が TODO に上げられました.また Rubyist にうけるプロジェクトであるため
にはコード自体は硬派なものでなければならないとして,コードのオーバーホー
ルが必要であるとの見解も示されました.

Rubyist にうければ開発が勝手に進み,他にうければ思いもよらない使い道や
新しいアイディアをもらえるということで,開発者だけでなく,使う人・使わ
せる人を募集ということで話を締め括り,発表は終了しました.


!!mod_ruby による Apache 拡張([[前田|http://shugo.net/jit/20041023.html#p03]])

mod_ruby 作者の前田さんによる mod_ruby の紹介です.高橋さんの発表を受
けて,始まる前に負けていますとの一言から発表が始まりました.

本題に入る前に,プレゼンテーション資料をどうするかという話がありました.
昔使っていた Magic Point を忘れてしまったためというところから,結局
RD から OpenOffice.org の .sxi ファイルを生成するツールを作成するに至っ
た経緯と,RD 及び RDTool の紹介がありました.

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'''前田さん'''

本題ではまず mod_ruby の説明から始まり,Apache への Ruby の組み込みで
あり,リクエスト毎に fork しないことによる高速化等のメリットと,一つの
インタプリタを共有することによるデメリットが述べられました.

CGI,FastlCGI,WEBrick など,他の外部プログラム実行機構と mod_ruby と
を比較の後,Apache のハンドラとして Ruby コードを利用できるという
mod_ruby の特徴を述べ,例として WebDAV と Ruby ハンドラによるアップロー
ドした画像の自動サムネイル生成のデモが行なわれました.


!!最新Ruby関連情報(高橋)

再び高橋さんによる発表で,最近の Ruby 周辺の話題を
簡単に挙げていったも
のです.

まず最初に言語そのものよりも,アプリケーションやライブラリ,他のプログ
ラミング言語への影響といった周辺の話題の方が盛り上がっているようだとの
観測が述べられました.

以下は取り上げられた話題の一覧です.
* [[wema|http://www.mikihoshi.com/wema/]]
* 「次のようにすると core を吐きます」
* [[htree|http://raa.ruby-lang.org/project/htree/]]
* [[五月雨|http://cvs.m17n.org/viewcvs/ruby/samidare/]]
* [[人狼 BBS|http://ninjinia.x0.com/wolf/]]
* Rubyist Magazine
* [[Rabbit|http://raa.ruby-lang.org/project/rabbit/]]
* [[世界規模ソースコード検索エンジン|http://namazu.org/~satoru/pub/mito2004i/]]
* [[RGSS|http://www.enterbrain.co.jp/digifami/products/rpgxp/shinkinou.html]]
* [[qwik|http://qwik.jp/]]
* Ruby on Rails
* Copland

ここでまつもとさんが Skype で応答できるようになったため,この発表の直
前に集められたものと合わせて質疑応答が行なわれました.nkf はどうなった
かわからないから commit 権をもらって commit して,C# と Python の
yield は Ruby からじゃないと思う,RPG ツクール XP は積んである,Ruby
Gems と RPA は目標も違うし対立してるわけでもないからこのまま開発が進め
ばいいだろうなどといった答えを頂いています,

なお,Rubyist マガジンに関する発表でなされた最も重要な証言は,
「''るびまはねぎまから来たんじゃない''」という事実の説明でした.これは巷の憶測を打ち破るために覚えておいて欲しいことです.

{{attach_view(lecture-03.jpg)}}
'''満員の会場'''

!ブース展示

!! 展示品

* お持ち帰り用CD-ROM(Installer for Windows 他収載) 100 枚←福井さんの労作
* Ruby活用事例集(展示・閲覧用のみ3部だけ)
* Ruby本の表紙をならべた絵
* 演示用ノートPC

!!店番
福井,ささだ,小波,高橋,中村,その他(自己記入してください)

!!店の様子

結構関心が高い人ばかりが来た感じで,「Ruby知ってます?」→「使ってるよん」という感じの応対が多かった.いきなり濃ゆい話始める人も結構いたし.ぜんぜん分かんないで来たって人は,小波応対分では一人だけでした. そういう人も大事にしなくちゃいけないんだけど・・・

ま,いずれにせよ,るびかのブースはひっきりなく人が訪れてました.
内輪の人も多かったような気がしますが,濃ゆいお客さんは内輪みたい
な話しぶりにすぐなってしまうのです.


{{attach_view(booth-01.jpg)}} '''福井&ささだコンビで最初の店番'''

!打ち上げ

すぐ近くのお店に23±2人ほどが集まって七輪でマグロやイカを焼きながら9時ごろまで騒ぎました.福井さんの熱弁とクールな高橋会長の受け答えが,なかなかの見ものでした.

宴会の終わり近く,会長と福井さんの「Ruby vs PHP 論争」が
収束せずに消え始めた頃,'''「玉造温泉に続く次の合宿は大津でやろう!」'''と福井さんがみんなに向かって叫びました。しかし大津がいいと
言い出した某女子大の先生は,大津に温泉があるかどうかは知らないのです。

!次回やるとしたらの反省

*ブースでは事例集もお土産用に沢山用意した方がよかったなあ.
*液晶ディスプレイもあった方がよかったんじゃないでしょうか.
*無線はつながらなくて苦労しました(だからどうすればいいのかって?).